今後、不動産の紹介図面はA4版が主流になります

 今般、アットホーム(株)から新たに公開された不動産の紹介図面をA4版に統一するとの連絡がありました。不動産売買・賃貸の別を問わず、12月よりA4版に統一されるとのことです。

※おことわり
 11月15日現在、サイズの変更は東京都内のみなのか、全国なのかはまだわかりません。最終的には全てA4版に統一されると思われます。

 現在、不動産会社を訪問した際にお客様にお渡しする紹介図面は基本的にB4版とされています。このため、アットホームから届いた紹介図面のコピーをお渡しする際はB4版の図面をお渡しすることを原則としている不動産会社が大半であると思います。

 しかし、12月以降は紹介図面のサイズがA4版になりますので、多くの不動産会社において紹介図面をA4版でお渡しすることになると思われます。これにより二酸化炭素(CO2)の排出量を大幅に削減できるとのことです。

コピー機業界に激震か

 これまでA3版のコピー機を製造販売していた事務機器メーカーおよび販売店は大打撃を受けるかもしれません。不動産会社という大きな需要先を失うからです。

 レーザープリント式のA3版コピー機(または複合機)は定期的にメンテナンス作業を行う必要があります。担当者が定期的に訪問し、1~2時間をかけて機械内部の清掃や部品交換を行います。

 コピー機の価格およびメンテナンス費用はそこそこ高額です。しかも、メンテナンス作業中は資料の印刷およびFAXの受信が出来なくなることが多く、業務に支障が生じます。以前から「何とかならないのか」と思っていました。

 今後はメンテナンスフリータイプのレーザープリント式A4版カラープリンターにA4版対応スキャナーを接続すれば、不動産会社におけるコピーの多くはこれで足りることになります。  

 不動産会社において、従来からあるA3版対応コピー機を利用するところは建設業を行うところのみになると思われます。建設業を営む不動産会社はそれ程多くありません。街中に多くある中小・零細の不動産会社では大型のコピー機はリース期間の終了に伴い、次第に撤去されると思われます。