大雪になると管理業務を行う管理会社は大忙し

2024年2月8日

 大雪になると、収益用不動産の管理業務を行っている不動産会社または管理会社は大忙しです。

 露天の駐車場を管理している会社では、雪かきをしなければ車両の入庫および出庫ができません。雪かきが行われないことが原因で車両を動かせないことは、原則として許されません。

 管理業務を請け負っているマンションやアパートの階段が外階段である場合、除雪をしないと事故が発生する原因になります。階段に積もった雪のために入居者が転落して負傷したら一大事です。万が一、そのようなことになったら管理業務を請け負っている不動産会社または管理会社は損害賠償請求をされます。場合により、オーナー様から管理業務委託契約を解約されることがあります。

 雪かきには大人数、それも若い男性を動員する必要があります。しかし、雪が降る季節は不動産業の繁忙期(1~3月)です。店舗にも現場にも人員を配置しなければならないので苦労します。

 除雪した雪をどこに持って行くかも悩みの種です。豪雪地帯では地方自治体が雪堆積場(多いのは河川敷)を定めていることがあります。この場合はこちらに運搬します。しかし、東京都内のような、普段はあまり大雪にならないエリアでは雪をどこに捨てるかが悩みの種です。もちろん道路に捨てることは違法(道路交通法違反)です。

 東京では、いわゆるパウダー状の雪が積もることは極めて稀であり、いわゆるボタ雪になりがちです。このため、テレビアンテナや屋外の施設を損傷することがよくあります。

 本日(2月6日)は、都内およびその近郊において管理業務を請け負う不動産会社および管理会社は忙しい一日になりそうです。