日本人が買えない住宅を外国人が購入し始めている
テレビ東京-テレ東BIZ-ワールドニュースサテライトの記事(Yahoo!)から引用します。
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※2024年5月30日追記:リンク先の元記事が削除されたのでリンクを外しました。
日本旅行のついでに不動産をお買い上げ? 中国大型連休を前に問い合わせ増【WBS】
9/28(木) 15:17配信 テレ東BIZ価格3億1500万円のマンション。大型連休を利用し、観光しながら高額物件を見学に訪れる中国人が大勢いるという
今週末から、中国や韓国などで秋の大型連休がはじまります。中国では「中秋節」と建国記念日である「国慶節」の休みが重なり、9月29日から8連休に、韓国でも9月28日から6連休が始まります。連休中、多くの観光客が日本を訪れると見られており、百貨店や不動産業界などから期待の声が上がります。
26日の夕方、羽田空港には大型連休を日本で過ごすため、到着した人たちの姿がありました。
~中略~
8月以降、東京電力福島第1原発の処理水放出の影響も懸念されていますが、松屋・顧客戦略部の服部延弘部長は「お客様のお買い物を見ている限り、処理水の影響はほとんど感じていない。日本での買い物、銀座での買い物を楽しんでもらい、また再度来店してもらうことを一つ大きな目標にしたい」と話します。
さらに中国の大型連休に期待するのが不動産業界です。
田中瞳キャスターが訪れたのは、東京・港区にあるマンション。25畳ほどの広々としたリビング、開放的な眺望が売りのこちらの物件。価格は3億1500万円です。中国人向けに日本の物件を仲介している「神居秒算」の趙潔代表によれば、大型連休を利用して、観光しながら高額物件を見学に訪れる中国人が大勢いるといいます。
「これから2週間日本に滞在する人も、弊社で何組も受けている。昨年比で問い合わせ数が40%増加し、ユーザーが25%増えた」(趙潔代表)
コロナ前は投資目的が多くを占めていましたが、現在は円安を受けて、長期滞在のために日本の物件を購入する場合も多いといいます。趙潔代表によれば、今後も物件購入などを目的に日本を訪れる人が増えるといいます。
「日本の不動産投資へのニーズが大型連休後に増えてくる。福島の件もあるが、今来ている人は日本が好きなので、投資と実需のニーズはあまり減らない」(趙潔代表)
※ワールドビジネスサテライト
テレ東BIZ
収益用不動産だけではなく、自己居住用(実需用)の高額物件が外国人(主に中国人)に購入され始めているという内容の記事です。
コロナ禍の後、特に自己居住用の不動産に対する需要はそれ程伸びていません。ロシア-ウクライナ間の戦争、および歴史的な円安により資材価格が高騰しています。これにより物件価格が高騰していることが原因の一つとして挙げられます。
新型コロナウイルス感染症の蔓延により、金融機関などから特別貸付を受けた企業がかなり多くあります。現在、多くの企業において返済期限が到来しています。コロナ禍が去ったように思えるものの、経済状態が好転しているとは言いにくい状況であり、返済が滞る事案が続出しています。
このため、解雇や賃金カットを受ける方が増え、住宅ローン審査を通過出来なくなったことから自宅の購入を断念する方が増えています。このことが二つ目の原因です。
現在、新築マンションや新築戸建住宅の価格は異様に高騰しています。価格が下がる気配はありません。日本人の多くは買い控える状況になっています。特に高額な物件は、日本人による購入が控えられている感があります。
日本人が購入しないことから、本来は日本人向けに建築した住宅を外国人が購入し始めています。長期滞在先、セカンドハウス、収益用に利用する目的で、いわゆる富裕層に属する外国人が購入しています。
「外国人には不動産を売るな」と声高に主張する方がいますが、日本人が購入しない以上、この流れは止められないと考えます。
不動産の売主は何らかの事情があり、不動産を現金化したいと考えています。早急に現金化できなければ倒産や破産を招く場合があります。日本人が不動産を買い控えているので、外国人に対する不動産の売却を法律で全て禁止することはできないと考えられます。なお、水源地や自衛隊基地の近くの土地は、特例法や条例により売却を制限することが可能と考えられます。
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