不動産会社の仕事始めは、やや遅め

 新年の仕事始めをいつに定めているかですが、官公庁や多くの民間企業は1月4日を仕事始めの日にしています。しかし、不動産会社は仕事始めをやや遅く設定しているところが多いです。

不動産の賃貸仲介を主な生業としている不動産会社

 昨年の後半から「新型コロナウイルスと共存して経済を回すべき」とする見解が主流になり、国が主導する旅行支援策が執られています。

 ここ2年、年末年始の外出が困難であったこともあり、多くの方が旅行を楽しんでいます。不動産のオーナー様も例外ではなく旅行に出かけます。ところがオーナー様の多く、特に不動産賃貸業を専業で行っているオーナー様の多くは混雑する正月三が日を避けて自宅に戻られる方が多いです。

 オーナー様が不在であると入居審査ができません。仮に1月4日から開店しても入居審査を行えない物件が多い状況であり、来店された方からのクレームになります。このため、もう少し後から開店するのが合理的という判断になります。このため、1月の第二週から営業を始める不動産会社が多いです。

 ちなみに私の会社がある東京都目黒区では1月8日(日)から12日(木)までの間におけるいずれかの日から新年の営業を開始する不動産会社が多いです。

不動産の売買仲介または売買を主な生業としている不動産会社

 今年の1月4日は水曜日です。売買仲介または売買を生業とする不動産会社では火曜日および水曜日を定休日としているところが多いので1月4日(水)まで休業し、1月5日(木)から新年の営業を開始する不動産会社が多いです。

 なお、個人所有の中古戸建住宅および中古区分マンションについては売主様が自宅に戻っていないとお客様からの質問に回答できません。価格交渉および契約の締結も困難です。このため、「物件により、売主様との交渉および契約の締結は1月10日(火)以降になります。」等と案内する不動産会社が多いと思われます。