営業目的の訪問お断りなのに訪問する方が増えています(閑話休題)

 ご承知の通り、新型コロナウイルス感染症の拡大が止まりません。東京都における1日当たりの新規感染者数は5,000人以上になる日がありました。ここ1週間は少し減っているようですが、3,000人を超える日が続いています。緊急事態宣言が9月12日迄発出されていますが、延長が避けられないようです。

 この新型コロナウイルス感染症ですが、無症状の感染者が他人に感染させる可能性があると言われています。また、現在大流行しているウイルス株はデルタ型といわれるものであり、感染力が極めて強いとのことです。

 新規感染者数が急増したことから、私の会社では営業目的の方の来訪を全てお断りしています。

 来訪される方の多くは、土地や中古マンションを転売目的で買い取る業者、建設業者、コピー機などの事務機器販売業者、通信会社、保険会社の営業担当者等です。

 会社の入り口に営業目的の方の来訪をお断りする旨を貼り出しているのですが、それでも扉を開けて入室し、面談を求める方が多くいます。申し訳ありませんが、全てその場でお帰りいただいています。

 ほぼ全てが不要不急の来訪と言えます。営業の担当者としては上司からいわゆる「飛び込み営業をしてこい」と言われているのだと思いますが、コロナ禍が深刻であることから迷惑です。

 コロナ禍がなかなか終息しませんが、会社の営業担当部署における管理職が緩んでいることも原因の一つではないかと思います。コロナ禍が深刻なのに、いわゆる飛び込み営業をガンガンやらせる意識の低さには呆れ果てます。部下が新型コロナウイルス感染症に感染する、お客様に感染させる等の事態が発生しても、管理職は「自分の成績が上がれば良い。コロナに感染しても部下の自己責任。」と甘く考えているのでしょう。

 酒を出すことが禁止されているのに酒を出す飲食店が存在することも、コロナ禍がなかなか終わらない原因の一つかもしれません。しかし、商品やサービスの飛び込み営業をドンドンやらせる会社の営業担当部署も感染源になっている可能性があります。