不動産会社の無人店舗について

山陽新聞のWEBサイトから引用します。

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オンライン相談」機能を新たに搭載し、不動産の無人店舗をリニューアルオープン!
2023年03月01日 11時50分 更新

愛媛県松山市で不動産の管理・仲介を行う、株式会社日本エイジェント(本社:愛媛県松山市/代表取締役社長:乃万春樹)は、不動産の無人店舗「スタッフレスショップ ジョー・プラ店」をジョー・プラ1階から2階(ゲームセンター前)に移転。新機能を搭載し、3月1日にリニューアルオープンします。

■宇宙船型のお部屋さがし端末《スタッフレスGO》

「スタッフレスショップ ジョー・プラ店」では、今回のリニューアルを機に、宇宙船をモチーフにしたタッチパネル端末《スタッフレスGO》を2台設置します。《スタッフレスGO》では、エリアや家賃、間取などの条件を選ぶだけで、条件に合った部屋情報の一覧を表示。さらに見たい物件を選ぶと、たくさんの写真や動画、部屋詳細の確認が可能となり、一緒に部屋探しをしたい友達やご家族と、大型のモニター画面を見ながら、自由に部屋探しを楽むことができます。
また、画面内のQRを読み込んで、気になるお部屋の情報をスマホに送ったり、内見予約をすることも可能。資料を印刷して持ち帰り、家族で相談することもできます。

■新たに搭載した「オンライン相談」機能で、より便利に

今回のリニューアルでは、新たに「オンライン相談」機能を搭載。これは、お部屋探しをする中で「物件についてもっと詳しく聞いてみたい」など、「スタッフへの相談」を希望される方のためのもので、「スタッフを呼ぶ」ボタンを押すと、画面上にスタッフが登場し、自由に会話することができます。
「自分で探すのは面倒なので、スタッフに探してほしい」という方も、「オンライン相談」機能を使えば、不動産店舗に行かずに、ジョー・プラで買い物ついでに部屋探しの相談ができるようになりました。

~以下、略~

山陽新聞

 不動産業のDX化が推進されています。大型商業施設内に設けられているゲームセンターの前にゲーム機器に類似したブースを設け「無人店舗」とするようです。写真は山陽新聞のリンク先を参照願います。

 機器の機能としてVR内見やIT重説に対応しているようです。最終的には不動産会社の実店舗に誘導する手段として利用してもらうことを考えているようです。この機器では物件情報の探索と資料の提供、オンライン相談、内見予約等を行えるようです。

 この無人店舗ですが、ゲームセンター内のアミューズメントブースの一つであると思える構造です。明らかにゲームセンターで遊ぶ若者に利用してもらうことを想定しています。

 問題点はモニターを利用し、実店舗の営業担当と会話できるとのことですが、その際の会話が周囲に聞こえることが避けられないことです。

 このような無人店舗は、東京都内では小田急線の町田駅構内、および錦糸町のショッピングモール内にあるとのことです。

 東京都内の大型ショッピングモール内にこのような無人店舗を設けると、探索エリアが異なる不特定多数の方が訪れることが容易に想定されます。来訪者の探索希望エリアは様々です。例えば「東京都全域」、「東京都区部及び川崎」、「東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県」等のように分かれます。すると、無人店舗を一つ設けるために常時数千件以上の物件情報を収集する必要があります。

 このように極めて数が多い情報を収集するためには無人店舗の裏方で極めて多くのマンパワーが必要になります。ショッピングモール内に無人店舗を設けても、人件費の節約にはつながりません。不動産店舗の無人化にはこの点が問題になりそうです。